ゲームレポート

1クォーター

 いよいよ始まった一戦必勝のチャンピオンシップクォーターファイナルGAME1。開始から#34 小野寺祥太選手が激しい守備を見せ24秒バイオレーションを奪うと、#45 ジャック・クーリー選手が連続で2Pシュートを決め得点します。さらにA東京のミスを誘い、走っていた#30 今村佳太選手がレイアップで加点。しかしA東京は#75 小酒部泰暉選手の3Pシュートで得点し、互いに主導権を渡しません。キングスは#45 クーリー選手がオフェンスリバウンドからそのままねじ込み得点しこのクォーターだけで10得点を挙げ、18-18で1クォーターを終了します。

 

2クォーター

 開始早々に5点のランを奪われるも、#7 アレン・ダーラム選手がレイアップを決め得点、#45 クーリー選手がインサイドで強さを発揮し再びオフェンスリバウンドを奪い2Pシュートをねじ込みます。#24 田代直希選手がショットクロックをギリギリまで使った巧みなシュートを決め切り追い上げを図るも、A東京が高確率でシュートを決め我慢の時間帯が続き、29-43で14点を追いかけます。

 

3クォーター

 後半もなかなかシュートを決めきれない時間が続くも、#14 岸本隆一選手が3Pシュートを決め反撃の狼煙をあげると、#7 ダーラム選手がスティールからレイアップを沈め加点し点差を一桁に。再び一進一退の攻防が続く中、#14 岸本選手が3Pシュートを決めると、#7 ダーラム選手がファールを受けながら難しい体制で2Pシュートを決め切ります。ルーズボールに飛び込みもぎ取ったオフェンスリバウンドから#14 岸本選手が3Pシュートを射抜き、#4 ヴィック・ロー選手が2Pシュートを決め加点し、点差を4点まで縮め最終クォーターへ。

 

4クォーター

 さらに激しさを増す攻防の中、#4 ロー選手が3Pシュートファールを受け3本のフリースローを確実に沈め1点差に。しかしA東京#22 ライアン・ロシター選手が3Pシュートを決め返すなど、再び8点を追いかけます。諦めないキングスは#7 ダーラム選手が3Pシュートを沈めると、さらに#30 今村選手が3Pシュートを決め再び猛追。#30 今村選手が再び3Pシュートを決め切り加点、さらにA東京から8秒バイオレーションを奪うと、#7 ダーラム選手の2Pシュートでついに逆転に成功。しかしA東京にフリースローで同点とされ、そのまま延長へ突入します。

 

OT1

 #7 ダーラム選手が再び難しいシュートを沈め得点。#30 今村選手が落ち着いて2Pシュートを決め切ります。1点を争う展開の中、残り6.1秒でファールを受けるも、フリースローを決め切ることができず、ダブルオーバータイムへ突入します。

 

OT2

 A東京の3点プレーが決まるも、#53 アレックス・カーク選手がゴール下で連続得点。しかしA東京も譲らずシュートを決め返し、残り1分を切り3点を追いかけます。#4 ロー選手のフリースローと、#14 岸本選手が遠い距離からの3Pシュートを沈め逆転に成功。A東京の最後のポゼッションを全員で守り切り、81-80で重要なGAME1に勝利しました。

チームスタッツ

チームスタッツ

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試合後コメント

桶谷ヘッドコーチ

 出だしは悪くはなかったですが、2クォーターにオフェンスが停滞し、ディフェンスにも影響してしまいました。1つの攻撃を止めても、リバウンドを取られて繋がれてしまう場面があり、後半はその部分を修正して、なんとか延長に持ち込むことができました。延長に入ってからはお互いに総力戦でしたが、皆が責任感を持ってプレーし、1点でも勝てたことがとても大きいと感じています。

#14 岸本隆一選手

 大事なGAME1、そして今日のような試合展開の中で勝ち切ることができたことがよかったです。前半オフェンスの部分で貢献できていませんでしたが、皆の協力も得ながら修正することができました。最後のシュートは、決めた場面は特別な場面だったかもしれませんが、自分にとってはチームメイトが打ちやすい状況を作ってくれて、決められる自信もありました。明日もこの勢いを持って挑みたいと思います。

#30 今村佳太選手

 チームとして我慢強く戦えたことが、この先もチャンピオンシップを戦う上で良いきっかけになると感じています。このような舞台では自分が責任を持ってプレーしなければいけないと思っていて、今日もその思いを持ってプレーしたことがいい結果に繋がったと思います。最後コートに立てなかったことは非常に悔しいですが、選手それぞれが皆を信頼し、明日以降も我慢強く戦っていきたいと思います。