pokke104｜クリエーターコラボシリーズ | 琉球ゴールデンキングス

沖縄の自然を色鮮やかに描くイラストが特徴。
沖縄から、県外、海外へと幅広く活躍されている沖縄出身
イラストレーター。

今回のキングスコラボの話
を聞いてどう思いましたか？

沖縄では誰もが知っている琉球ゴールデンキングスとのコラボは本当に光栄です。私が沖縄市出身で地元のチームなので手掛けられる事が嬉しかったです。

今回の制作イラストで
こだわったポイントを
教えてください。

今回初めて沖縄アリーナで琉球ゴールデンキングスの試合を観戦して、スポーツの試合というよりもテーマパークに来たような印象で、次から次へとサプライズが最初から最後まで盛り沢山で、テレビやネットで観る世界観とは全然違っていて、試合が始まる際の演出とかワクワクするようなエンターテインメントが盛り沢山で本当に鳥肌が立ちっぱなしでした。
キングスファンの応援する熱量とか、ゴーディーやキングスダンサーズの賑わい感や、華やかさを私なりにアレンジしてポップで可愛らしさを出しながらキングスの沖縄アリーナでの試合会場の世界観を表現してみました。
ゴーディーがイソギンチャクを持って応援していたり、イルカは飛び跳ねたりボールで遊んだりするのでそれを選手に見立てたり、沖縄の海の生き物や植物を賑やかに描きました。

作品作りはどんなものから
インスピレーション
を
受けますか？

ピンポイントでこだわるというよりも目にするもの全てがネタになるというか、作品作りの材料になるんですよね。私自身が好きになるきっかけが音から入ることが多く、国内外と初めて訪れた場所の音を通して、その土地の文化を感じる事が多いので、音からのインスピレーションは大きいですね。
プライベートでも自然が多い場所に行くことが多いので、そこからの見た色や形などのインスピレーションも大事にしています。

活動名のpokke104
(ポッケイチマルヨン)の
由来を教えてください。

見たもの感じたものを自分自身の心の中のポケットに入れて発信できるように「ポケットの中に(104)入れよう」というポリシーを活動名にしています。
いろんな活動を通して作ったものが形になって皆さんに届いていったらいいなと思っています。

沖縄の好きな場所

沖縄に帰省した際は、時間みつけてよくお墓参りに行きます。
県外にいると地元の行事の良さを再発見したり気づきをもらう事が多く、得に賑やかに先祖供養が行われる沖縄の風物詩(※１)「清明祭(シーミー)」の行事が好きです。
各家庭で持ち寄った料理や重箱をかこみながら、久しぶりにあう親戚の(※２)ゆんたくも親族一同の絆や感謝する気持ちを教えてくれます。
新型コロナウィルス感染防止の事あって沖縄でもシーミーの行事は縮小していますが、以前はシーミー渋滞まであったほどでした。沖縄らしさを感じるシーミーの光景はいつまでも続いてほしいです。

好きな沖縄の料理・食べ物

沖縄そばです。よく家でも麺から作ります。
海外に行った時も、お世話になった方々に振る舞ったりして、コミュニケーションの1つにもなっています。

沖縄から県外・海外での
活動を通して
思う事は
ありますか？

県外、海外でもウチナーコミュニティに助けられるという経験は多く、「(※３)いちゃりばちょーでー」の素敵な出会いに感謝することが多いです。
沖縄の文化、歌、踊りなどは本当に誇れるものが多いなと、沖縄の外にでて思うことが多いですね。

沖縄への想い

県外にいても、普段の生活や制作活動において沖縄という存在に助けられている部分が多く、それをアートを通して恩返ししたいという想いがあります。その為にも沖縄の文化をもっと知りたいと言う事で、琉球舞踊を習ってみたり、沖縄の伝統工芸品や金細工とかもっと学んでいって、作品に反映させていきたいです。色んなものを私の中に取り入れて表現していきたい。(※４)チャンプルーの文化ですね。

(※１) 旧暦三月に行なわれる沖縄の先祖をまつる行事。
(※２) 沖縄の方言で、「おしゃべり」の意味。
(※３) 沖縄の方言で「一度出逢えば皆兄弟」という意味。
(※４) 沖縄の方言で「ごちゃまぜ」という意味。色んな要素を取り込むという意味。