琉球ゴールデンキングス

RYUKYU GOLDEN
KINGS

B.LEAGUE 2025-26シーズンの開幕に先立ち、琉球ゴールデンキングスは
オーストラリア・パースで開催される国際大会「Perth Wildcats International Series」に参加します。
NBL(オーストラリア・ナショナルバスケットボールリーグ)の強豪クラブであり、
10回のリーグ制覇を誇るパース・ワイルドキャッツが主催する国際大会で、
日本からは琉球ゴールデンキングスとサンロッカーズ渋谷、
そしてNBL所属のサウスイースト・メルボルン・フェニックスが出場します。

配信プラットフォーム

パース・ワイルドキャッツ公式アカウント

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本試合は海外の複数のプラットフォームから配信され、日本国内でもご視聴いただける予定です。
ただし、配信環境やサービス側の都合により視聴が制限される可能性もございます。あらかじめご了承ください。

名実ともにアジアNo.1を目指すキングスにとって、競技力の向上だけでなく、
国際舞台を通じて認知度を高め、世界へ通用する存在へと成長していくための重要な機会であり、
これからも日本のプロバスケットボール界の更なる発展に貢献できるよう邁進してまいります。

Today's KINGS

2025年9月16日

遠征レポート

《9月16日(火)7日目》

オーストラリア遠征最終日。深夜にパース空港を立ち、長時間のフライトを経て、香港国際空港に到着したのは午前7時過ぎ。沖縄行きの乗り継ぎ便まで時間が空いていたため、そのまま参加希望者を募り、一度出国して香港観光に向かいました。

5分ほどフェリーに揺られ、市街地に到着。この日の香港は曇り空で、気温は30℃近く。パースに滞在した前日から、気温差は約15℃。半袖に着替える選手も多く、季節が反対の南半球から北半球に戻ってきたことを実感しました。

香港は高層ビルや英国風のレンガ作りの建物、漢字がズラっと書かれたお店が並び、東洋と西洋の文化が入り混じったような街並みです。グループに分かれて1時間ほど散策し、昼食は中華レストランにて本格中華に舌鼓を打っていました。

遠征最後の空の旅は、香港を午後4時50分発の便。約2時間をかけて那覇空港に到着しました。夜でも気温と湿度が高く、肌感覚で「沖縄に戻ってきた」と感じられました。荷物を受け取り、到着口へ。選手、コーチ、スタッフ、みんなが「お疲れ様でした」とお互いの労をねぎらい、1週間に及んだキングス初のオーストラリア遠征の幕が閉じました。

Bリーグのクラブとして初の欧州遠征となった昨年のイタリアに続き、今年もアジアを飛び出し、遠方への海外遠征にチャレンジしたキングス。世界トップレベルを走るオーストラリアの強豪チームのプレーを現地で体感し、BリーグやEASLの開幕に向けて貴重な経験になったことは間違いありません。

#34 小野寺祥太選手は「1週間、しっかりチームと向き合い、試合でもオフコートでもいいコミュニケーションが取れました。新しく入った小針選手や佐土原選手も、もうだいぶ馴染んでいますね」と話し、チームが「団結の力」を高める上でも意義深い遠征となりました。

「沖縄を世界へ」。キングスはこれからも、このビジョンを体現していきます。遠征でお世話になった方々、現地観戦やライブ配信を通して応援してくださったファンの方々、誠にありがとうございました。

また、最後まで遠征レポートにもお付き合いいただき、ありがとうございました。

これまでのチームの様子はこちら

2025年9月15日

カンガルーと触れ合う#45 クーリー選手

ウォンバッドと記念撮影する#15 松脇選手と#34 小野寺選手

撮影に夢中な#10 荒川選手と#27 ウィタカ選手

カンガルーと3ショット

遠征レポート

《9月15日(月)6日目》

オーストラリア・パース滞在の最終日。午前中から雨模様でしたが、時折青空や陽の光がのぞくこともありました。異国の地での生活やアウェー戦で溜まった疲労を癒すため、この日は一日オフ。#14岸本隆一選手は朝から買い物に出掛けるなど、それぞれ思い思いの時間を過ごしていました。

ホテルの近くには電車の無人駅があり、路線網の結節点であるパース駅まで4駅。#10荒川颯選手もスタッフと一緒に電車に揺られて都市部まで足を伸ばしていました。市街地には飲食店や衣料品店、お土産屋が並び、海側にはオフィスビルやホテルも。緑豊かな公園や英国風の建物も点在し、コンパクトで綺麗な街並みです。

午後は参加希望者を募り、ホテルからバスで30分ほどの野生動物公園「Caversham Wildlife Park」へ。コアラやカンガルー、クアッカワラビーなどオーストラリア固有の動物が生息し、広々とした草地でのびのびと生活していました。

クアッカワラビーを観察していた#47 平良彰吾選手は「前にいたチーム(横浜EX)のマスコットなんです」と興味津々。#17 崎濱秀斗選手もカンガルーを撫でながら「とっても可愛い」と話し、表情をほころばせていました。

ツアーの最後にはコアラと集合写真を撮影するなど、ゆったりとした時間が流れ、リフレッシュする時間になりました。

夕食を終えると、ホテルをチェックアウト。そのままバスでパース空港へ向かい、今度は香港行きの飛行機にチェックイン。8時間に及ぶ深夜フライトに搭乗し、帰国の途につきました。

主催者であるパース・ワイルドキャッツの手厚い支援、現地に駆け付けてくれたファンの方々の熱のこもった応援、在パース日本国総領事やパース沖縄県人会の歓待…。多くの方々のおかげで、キングスは5日間にわたる現地滞在を無事に終えることができました。

 沖縄に戻るまでが海外遠征。もう少し、旅は続きます。

2025年9月14日

試合会場に到着した#45 クーリー選手

パース・ワイルドキャッツのマスコットとゴーディー

お土産に貰ったクオッカワラビーと#18 脇選手

お土産に貰ったクオッカワラビーを家族分持って帰る#27 ウィタカ選手

遠征レポート

《9月14日(日)5日目》

2日続けての雨天となり、午前中は12℃まで気温が下がりました。風が強く、体感温度は一桁台といったところ。ホテルの内外で会う選手、コーチたちも、この日はさすがに厚着をする人が多かったです。

少し食事の話を。ビュッフェスタイルのホテルの食事会場には、いつもエビや貝、牡蠣など海鮮が豊富です。パースは海に近く、近隣にはフリーマントルという有名な港町もあるそう。この日の昼食会場にいた#10 荒川颯選手も「パースは海鮮が有名らしいので、いつも食べてます。美味しいですよ」と笑みを浮かべ、真っ赤な小ぶりのエビをたっぷりとお皿に盛っていました。海鮮好きの桶谷大ヘッドコーチも、いつも牡蠣をたくさん頬張っています。

午後2時にはバスに乗り込み、試合会場の「PERTH HPC(パースハイパフォーマンスセンター)」に移動。到着すると、サンロッカーズ渋谷とサウスイースト・メルボルン・フェニックスが好勝負を演じており、アリーナ内は肌寒い屋外とは対照的に熱気が漂っていました。2試合目はホームチームのパース・ワイルドキャッツがキングスと対戦することもあり、徐々に観客席も埋まり始めていました。

パース・ワイルドキャッツ戦を前に、オーストラリアと日本の国歌が流れ、午後4時半にティップオフ。試合は序盤から白熱した展開となり、4,500人収容のアリーナの7~8割を埋めた客席は大盛り上がり。日曜日の午後ということもあり、家族連れも多く見られました。1試合目のSEM PHOENIX戦に続き、この日のハーフタイムもパース沖縄県人会による創作エイサーが披露され、パースの地に“沖縄の風”を吹かせてくれました。

試合は後半も一進一退の攻防が続き、観客も時間の経過と共にヒートアップ。ホームの声援に負けじと、キングスファンからも指笛の甲高い音と共に「ゴーゴーキングス!」「チバリヨー!」との声が響きました。試合後、#14 岸本隆一選手は「こういった場所でまで応援してもらって、責任を持ってプレーしないといけないなと感じました」と語り、確実に選手の力になっていました。

最後の最後まで大接戦となったキングス対ワイルドキャッツ。試合終了後、一列に並んで客席に挨拶し、ロッカールームに引き上げていくキングスの選手たちには、相手のファンからも惜しみない拍手が送られました。

3日間でオーストラリアNBLの強豪チームと2試合を戦った「Perth Wildcats International Series」。NBLは1週間後に新シーズンの開幕を控えていることもあり、それぞれチームとしての完成度が高く、特にワイルドキャッツはホームのファンの前で気持ちの入ったプレーを見せてくれました。これからBリーグやEASLの新シーズンに向けて調整を続けていくキングスにとって、チームの現在地を知る上でとても良い機会になったことは間違いありません。

2025年9月13日

明日の試合に向け積極的にコミュニケーションをとる#8 佐土原選手

練習後の一コマ

チームディナー中の選手たち

チームディナー中、炭火に火を起こす#14 岸本選手

遠征レポート

《9月13日(土)4日目》

この日の午前中も気温は20℃近くあり、雲の合間から青空がのぞく心地良い天気となりました。買い物をするため、ホテルから徒歩20分ほどの商店街へ。散策していると、見慣れた顔の3人の姿が。#4 ヴィック・ロー選手と#12 ケヴェ・アルマ選手、#53 アレックス・カーク選手がカフェの店舗前でブランチを楽しんでいました。

2021-22シーズン、今大会の主催者であるパース・ワイルドキャッツに所属していた#4 ロー選手は土地勘もあって、周辺のお店に詳しいよう。遠征中に自前のカメラで撮った写真を見せながら「ここは昨日行ったステーキハウス。いろいろ撮ってるよ」と教えてくれました。

午後2時過ぎには大会会場の「PERTH HPC(パースハイパフォーマンスセンター)」に到着。選手たちがロッカールームで着替えなどの準備をしていると、突如「ザアー!」とアリーナ内に激しい音が響きました。外に出ると、視界がほぼ効かないほどのスコール。パース滞在中で初めての雨天になりました。

一方、チーム練習が始まったアリーナには徐々に熱気が。翌日に控えるパース・ワイルドキャッツ戦に向け、桶谷大ヘッドコーチや佐々宜央アソシエイトヘッドコーチ、アンソニー・マクヘンリーアシスタントコーチらが細かく動きを指示。「Good job!」という声掛けや手を叩くジェスチャーも多く、翌日のパース・ワイルドキャッツ戦に向けていい雰囲気を作ることができました。

一度ホテルに戻り、次にチームが向かったのはパース市街地にあるバーベキュー形式の韓国料理店。午後7時ごろから、選手、コーチ、スタッフを含めたチーム全員でのディナーが始まりました。

食欲をそそる料理の匂いと笑い声が混じり合う会場は、とても温かい空気に包まれました。新加入の#8 佐土原遼選手は「選手だけ、スタッフだけ、という感じで分かれるのではなくて、お互いが密にコミュニケーションを取ることがチームにとって大事なことだと思っています。だから、こういう場はとてもいい機会ですね」と話します。試合中は真剣な表情でプレーする選手たちも、この日は笑顔で溢れていました。

長く、厳しい戦いが続く新シーズンの開幕はもうすぐ。遠くオーストラリアの地で行ったチームディナーは、単なる食事会にとどまらず、お互いの絆を深め、チームビルディングを進める上でとても貴重な場となりました。

2025年9月12日

快晴で過ごしやすい気温の中練習へ

練習前の一コマ

リラックスした様子でコミュニケーションをとる選手たち

試合中、チームメイトの好プレーに盛り上がるベンチ

遠征レポート

《9月12日(金)3日目》

この日のオーストラリア・パースも晴れ。気温15℃ほどだった午前中は少しひんやりした風が吹く中、選手たちはホテルの周辺を散歩したり、バイキング形式の朝食を取ったり、各々のペースでリラックスした時間を過ごしました。

午前10時過ぎには全員がバスに乗り込み、「Perth Wildcats International Series」が行われる「PERTH HPC(パースハイパフォーマンスセンター)」へ。夕方にティップオフするサウスイースト・メルボルン・フェニックス戦に向け、午前11時から1時間の練習を行いました。集中力を高めながらチームの連係やシュートの感覚を確認。#15 松脇圭志選手や#14 岸本隆一選手らが3Pシュートを決めると「good shoot!」「Nice!」といった声が上がり、いい雰囲気の中で体を動かしました。

アリーナ内では施設運営やメディアの関係者らが通路を行き来する様子も。シューティング中には試合用の明るい照明がつけられ、会場も徐々に本番モードに入ってきていました。

再びホテルに戻り、選手たちは昼食会場に向かいました。軽めの量を食べてすぐに部屋へ戻る選手もいる一方、#4 ヴィック・ロー選手、#12 ケヴェ・アルマ選手、#53 アレックス・カーク選手は食事をしながら談笑し、リラックスしている様子でした。#27 ウィタカ・ケンタ選手もゆったりと過ごしていた選手の一人。「オーストラリアの英語は聞き取るのがなかなか難しいですね」など、現地生活についていろいろと教えてくれました。

ティップオフ2時間前の午後3時には試合会場に到着し、各自ストレッチやシュート練習で最終調整に入りました。午後4時頃から少しずつ観客が入場し始め、客席にはキングスのユニフォームを着たり、タオルを掲げたりするファンの姿も。女性グループの方たちは「沖縄と東京から来ました!」とニコニコ。キングスのベンチ裏で「#45 JACK COOLEY」と書かれたボードを見付けた#45 ジャック・クーリー選手は「Yeah!」と嬉しそうに満面の笑みを浮かべていました。

午後5時、ついにサウスイースト・メルボルン・フェニックス戦がティップオフ。パースの地にも「ゴーゴーキングス!」の声が響き、応援を背にした選手たちはアグレッシブに戦い続けました。

ハーフタイムには、パース沖縄県人会の方たちが「ダイナミック琉球」に合わせた創作エイサーを披露し、会場を大いに沸かせました。

アリーナでは、キングスが9月14日(日)に戦うパース・ワイルドキャッツと、サンロッカーズ渋谷の試合が始まりました。Bリーグでしのぎを削るライバルが、NBLの絶対的強豪と対峙する。その姿をキングスのコーチ陣や選手たちはじっと見つめ、静かに闘志を燃やしているようでした。

2025年9月11日

練習出発前の一コマ

オーストラリアでリラックスして過ごす選手たち

遠征レポート

《9月11日(木)2日目》

オーストラリア・パース滞在の初日。午前9時半ごろ、ホテルの朝食会場にはバイキング形式の料理をお皿に載せる#8佐土原遼選手の姿がありました。「眠れましたか?」と聞くと、爽やかな笑みを浮かべて「めちゃくちゃ眠れました。ちゃんと部屋で寝られるように、遠征の時はなるべく飛行機で起きるようにしているので」とのこと。自己管理に対する意識の高さが垣間見られます。

外は雲ひとつない晴天に。朝の気温は22℃。大きな川沿いに面したホテル近隣の公園では、心地良い風を受けながらランニングする人や、遊具で遊ぶ家族連れなどが見られました。湿度は40%ほどで、とても過ごしやすい気候です。

桶谷大HCや選手たちも、それぞれ散歩したそう。前日は長時間の移動で深夜の到着でしたが、#18脇真大選手は「晴れてて気持ちいいですよね」とリフレッシュができたようでした。

昼食を終えたチームはバスに乗り込み、今回の国際大会「Perth Wildcats International Series」が行われる「PERTH HPC(パースハイパフォーマンスセンター)」へ。約30分をかけて到着。アリーナは空調が整い、とてもプレーがしやすい環境です。翌日に控えるサウスイースト・メルボルン・フェニックス戦に向け、午後2時から約1時間半に渡ってチームの連係確認やシュート練習を行いました。

前日は夜遅くの到着だったにも関わらず、軽快な動きを見せる選手たち。#10荒川颯選手は「昨年はイタリア遠征も経験して、フライト時間がその時よりも短いのでコンディションはいいです」と話し、海外遠征に対する慣れもあるよう。#2小針幸也選手も「移動は長かったけど、時差はそこまでありません。夜はしっかり寝れて、特に疲れはないですね」と淡々と話していました。

郊外に位置するパースハイパフォーマンスセンターは緑に囲まれ、外の芝生では小さな子どもたちが元気いっぱいに走り回る姿も。プールやラグビー場などが密集して整備され、地域のスポーツ拠点になっているようです。

ホテルに戻った後、安永淳一GMや桶谷大ヘッドコーチ、佐々宜央アソシエイトヘッドコーチ、#14岸本隆一選手、#18脇真大選手、#53アレックス・カーク選手らは小休憩を挟み、再びにバスに乗車。スーツやチームジャージーの正装に身を包み、歴史の深い建物という在パース日本国総領事公邸で開かれたウエルカムイベントに参加しました。

在パース日本国総領事の狩俣篤志様やパース沖縄県人会、大会参加チーム関係者らが集い、立食形式で親睦を深めました。琉球ゴールデンキングスを代表して登壇した安永GMは、招いていただいた狩俣様や、大会主催者であるパース・ワイルドキャッツのダニー・ミルズGMに感謝を述べた上で、「美しく、そして平和な街であるパースに深い感銘を受けています。私たちは必ず、NBLの二つの強豪チームと素晴らしい試合を披露いたします」と力強く決意を語りました。

2025年9月10日

チェックイン待ちの時間にチームメイトの写真を撮る#18脇選手

沖縄から香港行きの飛行機へ、搭乗直前の選手たち

香港国際空港での選手たち

オーストラリアに向け出発

香港国際空港にて

遠征レポート

《9月10日(水)1日目》

午前9時ごろ、大ぶりのキャリーケースを片手に続々と那覇空港に到着した琉球ゴールデンキングスの選手たち。1週間の長旅を前に、一様にリラックスした表情で集まりました。「オーストラリアに行くのは初めてです」とにこやかな表情で言っていたのは#14 岸本隆一選手。遠くシチリア島まで行った1年前のイタリア遠征に続き、今回の海外挑戦も楽しみにしている様子でした。

2021-22シーズンに今大会の主催者であるパース・ワイルドキャッツに所属した#4 ヴィック・ロー選手にとっては懐かしの地への遠征になります。#12 ケヴェ・アルマ選手にパースについて説明するなど、意気揚々としていました。

チェックインを済ませ、まずは2時間半をかけて乗り換え地点の香港へ。到着すると、巨大な香港国際空港内をシャトルトレインと徒歩でパース行きの搭乗口まで移動。選手たちは空き時間で記念写真を撮ったり、売店で買った軽食で腹ごしらえをしたり。8時間近くの長時間フライトという初日最大の山場を前に、桶谷大ヘッドコーチは「ここからが旅の始まりですね」と気を引き締めていました。

出発は定刻から40分ほど遅れましたが、無事に離陸。「キングス」を乗せた飛行機は南シナ海を真っ直ぐに南下し、インドネシアの島しょ群上空を通過。同時に赤道を越え、南半球に突入しました。

オーストラリア南西の都市、パースの空港に到着したのは現地時間の午後11時半ごろ。時差は日本の1時間遅れです。到着口を出ると、ビッグサプライズが。遅い時間にも関わらず、パース沖縄県人会の方々が「めんそーれ」「琉球ゴールデンキングス」などと書かれたボードや沖縄県旗、三線を手に迎えてくれました。その中には、以前、伊是名中学校に英語教師として勤務していたというオーストラリア人男性の姿も。「キングスがパースに来ると聞いて、ボランティアで大会を手伝っているんです」と笑顔で話してくれました。

今は春先のオーストラリア。季節は日本と真反対で、到着時の気温は9℃ほど。外の空気はひんやりとしていて、眠気も吹き飛ぶほど。ワイルド・キャッツに手配してもらった迎えのバスに乗り込み、空港から20分ほど離れたホテルへ。到着した頃には既に日付が変わり、各自部屋で移動の疲れを癒しました。

チームの様子はこちら