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HOME > スケジュールレポート_戦評 > 220521_島根戦評

ゲームレポート

 チャンピオンシップセミファイナルの初戦、キングスは沖縄アリーナで島根スサノオマジックと対戦しました。ファイナル進出へ向けて非常に重要なGAME1となります。沖縄アリーナはキングスを後押ししようと詰めかけた沢山のお客様の拍手でティップオフ前から素晴らしいムードに包まれました。
 試合は、開始早々から両チームが点を取り合うテンポの早い展開となります。キングスは、#30 今村佳太選手が5得点を連続であげますが、島根は安藤選手が攻撃を牽引し得点を重ねて背中を追い続ける展開が続きます。それでも#30 今村選手がレイアップシュート、3Pシュートを沈めて残り3分30秒でキングスの全得点をあげます。しかし島根もビュフォード選手や白濱選手が負けじと3Pシュートを沈めて、キングスはなかなかペースに乗ることができません。残り1分を切ったところで#4 コー・フリッピン選手、#3 並里成選手が連続で3Pを決めますが、このクォーターは8本の3Pシュートを効果的に決めた島根の攻撃に苦しみ、キングスは21対34の13点のリードを許して終えます。
 #3 並里選手のドライビングレイアップシュートから始まった2クォーターは、#7アレン・ダーラム選手が気迫あふれるプレーを見せて追い上げにかかります。しかし、島根も白濱選手を中心に遠目からのシュートを沈めて、キングスの追撃を許しません。オフィシャルタイムアウト明け、キングスは#45 ジャック・クーリー選手の初得点やフリースローで得点を奪い、激しいディフェンスから攻め続けます。残り1分を切ったところで#14 岸本隆一選手の3Pもゴールを射抜きますが、島根の背中を捉え切ることができず37対48で前半が終了します。
 ハーフタイムで立て直しを図った、3クォーターは、#30 今村選手の3Pシュートで幕を開けます。更には#45 クーリー選手、#13 ドウェイン・エバンス選手の連続得点でキングスが畳み掛けますが、島根もミスを見逃さずトラビス選手やビュフォード選手に確実に得点につなげられて、苦しい時間帯が続きます。その中でも、選手達は集中力を切らさずに激しいプレーを続けます。#7 ダーラム選手の連続得点や#30 今村選手の3Pシュートがチームの勢いを加速させると、#14 岸本選手の3Pシュート、#7ダーラム選手の連続得点などで、残り2分を切ったところで一気に3点差にまで縮めます。更には、終了間際に#7 ダーラム選手のこの日15点目となるシュートで逆転に成功します。その後島根に追いつかれるものの、アリーナに詰めかけた約8000人の大きな拍手で後押しを受けたキングスが62対62の同点で最終クォーターに突入します。
 4クォーターは、まさに両者の意地のぶつかり合う展開。両チームが交互に得点を奪い合い、1点差で激しくリードが入れ替わります。その中でも#3 並里選手や#7 ダーラム選手が躍動し、#14 岸本選手の3Pシュートを冷静に沈めて6点差にリードを広げたところでオフィシャルタイムアウトに入ります。その後も激しく島根に迫られますが、#13 エバンス選手や#7 ダーラム選手がチャンスを確実にものにしてリードを保ちます。選手達の気迫あふれるプレーにアリーナの雰囲気も最高潮。一段と大きな拍手が選手を鼓舞します。すると、#14 岸本選手が大事な場面で3Pシュートを冷静に沈めきります。試合は会場のエナジーを受けたキングスは、#30 今村選手が得点を決めて勝負あり。そのままキングスがリードを守り切り、94対85で大事なGAME1を逆転で勝利しました。
 キングスは、明日5/22(日)も沖縄アリーナで島根とのGAME2を戦います。この試合に勝利をすればキングス史上初となるBリーグファイナル進出が決まる重要な一戦となります。新たな歴史を切り開くために、ファンとチームが一丸となって団結の力で戦うキングスへの応援をよろしくお願いします。