ゲームレポート
先週のセミファイナルではブザービーターの劇的なショットを沈める展開で島根破り、ついに決勝にたどり着いたキングス。頂点を決めるファイナルの舞台は東京体育館。そして立ちはだかる相手は、過去3回決勝を経験している宇都宮ブレックス。会場に詰めかけたファンや沖縄で応援をしてくれる全ての人の想いを胸に、念願の王者の称号を手に入れるための大切なGAME1を戦いました。
試合は戦前の予想通り攻守に激しい展開が繰り広げられ、両者ともなかなか得点を重ねることができません。その中でもキングスは、#13 ドウェイン・エバンス選手や#45 ジャック・クーリー選手、#4 コー・フリッピン選手も3Pシュートを沈めていきます。しかし、宇都宮もスコット選手や比江島選手が得点を決め返し、ワンポゼッションの点差で試合は進みます。その中でもキングスは、#14 岸本隆一選手からの絶妙なタッチダウンパスを受けた#30 今村佳太選手が確実にレイアップシュートを沈めるなどペースを掴もうと奮闘しますが、宇都宮のフィーラー選手に連続で得点を許します。しかし#45 クーリー選手が負けじと連続得点で決め返し、19対18の1点リードでこのクォーターを終えます。
続く2クォーターは開始早々の#14 岸本選手の3Pシュート、#34 小野寺祥太選手のシュートでリードを広げたキングスは、#45 クーリー選手も得点をあげ畳み掛けます。さらには、#7 アレン・ダーラム選手もゴール下で存在感を示し、3点のリードでオフィシャルタイムアウト入りますが、明けに宇都宮の遠藤選手に連続で3Pシュートを沈められて逆転を許してしまいます。その後もキングスはペースを握ろうとプッシュを続け、#30 今村選手のレイアップシュートを#45 クーリー選手がねじ込んで宇都宮に迫りますが、この後も両チーム譲らず35対38の宇都宮リードで前半を終えます。
ハーフタイム明けのキングスは、#4 コー・フリッピン選手のアシストパスから#45 クーリー選手のダンクシュート、#13 エバンス選手、#30 今村選手などが得点を挙げて一気に逆転します。しかしその後の試合は、再びワンポゼッション差を争い、激しくリードが入れ替わる展開に。その中でも#30 今村選手の連続得点などでキングスがリードを奪うと、#34 小野寺祥太選手も得点で続き、チームを勢いづけます。宇都宮もキングスに迫ってきますが、56対54の2点のリードを保って最終クォーターに入ります。
4クォーターは、更に激しさが増す展開。キングスは序盤に宇都宮の比江島選手にバスケットカウントから逆転を許します。その後もフィーラー選手にダンクシュートを決められて4点差とされたところでキングスがタイムアウト。立て直しを図った明けですが、チームファールが溜まり苦しい状況に。しかし、冷静に戦いを続けると#4 フリッピン選手が狙いすましたスティールからダンクシュートを決めるビッグプレー。流れを引き寄せようと必死に戦います。しかし、アグレッシブさを増した宇都宮の猛攻に耐える展開が続き、9点のリードを許しオフィシャルタイムアウトへ。明けも#14 岸本選手を中心に激しいディフェンスを展開し、攻撃のリズムを作ろうとベンチも大きな声でチームメイトを鼓舞しながら戦い続けます。しかし宇都宮がファールからのフリースローやスコット選手がチャンスを確実に決めて、キングスは徐々に点差を離されてしまいます。その後も、最後まで東京体育館に駆けつけたファンやベンチメンバーと共に戦い抜くも、このクォーターで26点を挙げた宇都宮に61対80でGAME1は敗戦となりました。
キングスは、明日5/29(日)も東京体育館で宇都宮GAME2を戦います。GAME2に全力で勝利を目指し、対戦成績を1勝1敗のイーブンに戻して31日(火)のGAME3へと繋げることを目指します。目指す頂点にたどり着くために、ファンとチームが一丸となって戦ってきたキングス。GAME2も全員の思いと力を結集して、団結の力で戦うチームへの応援をよろしくお願いします。