世界自閉症啓発デーに関する取り組みのご報告
この度、琉球ゴールデンキングス(沖縄バスケットボール株式会社)と、グループ会社である沖縄アリーナ株式会社では、4月2日(火)の「世界自閉症啓発デー」および、4月2日(火)から8日(月)の「発達障害啓発週間」に合わせて、自閉症・発達障害啓発に関する取り組みを実施しました。本取り組みは、昨年から開始し、今年で2回目となります。
キングスと沖縄アリーナ株式会社では世界自閉症啓発デーの活動に賛同し、4月6日(土)、7日(日)に開催されたキングスホームゲームでの世界自閉症啓発デーを周知するブースの設置や発達障害啓発のチラシの配布、世界自閉症啓発デーのシンボルカラーであるブルーで沖縄アリーナをライトアップする取り組みに加え、感覚過敏の方でも安心して楽しく観戦できる「センサリールーム」を設置しました。
センサリールームの設置にあたり沖縄県発達障害者支援センターご協力のもと、沖縄アリーナ内にある既存のスイートルームを活用し、音や光の刺激を抑える為に室内スピーカーをオフにし、ブラインドを下ろすことで室内の明るさ調整できるようにし、イヤーマフや加重ブランケットの貸し出しを行い、実際に感覚過敏の方に試合観戦を体験していただきました。
今回、沖縄県発達障害者支援センターの「感覚過敏の方も一般の方と同様にスポーツ観戦ができるきっかけ作りをしたい」という思いと、琉球ゴールデンキングスが掲げる「沖縄をもっと元気に！」という活動理念、また沖縄アリーナ株式会社の「沖縄アリーナという世界的にも素晴らしい施設をより多くの方々に楽しんでいただきたい」という思いが重なり、本取り組みを今年も継続できました。
今後も様々なお客様が快適に試合観戦を楽しんでいただけるよう、沖縄アリーナ株式会社とも連携しセンサリールームをはじめとした試合観戦環境の多様化にも取り組んでまいります。
▽津波古 悟 沖縄県障害者等相談支援体制整備事業 部圏域アドバイザー コメント
この度は、自閉症啓発デーにおける貴重なご尽力を賜り、心から感謝申し上げます。
今回は4名がセンサリールームを体験されました。センサリールームのおかげで、琉球ゴールデンキングスの試合や、沖縄アリーナ内の演出を楽しむことができたと感じています。
両日ともに8,500名を超えるお客様がご来場された日に、自閉症啓発として沖縄アリーナをブルーにライトアップしていただき、より多くの方々に知っていただく機会となりました。私たち支援者にとっても、今回の取り組みはより意義深いものとなりました。
改めて、貴重なご支援を賜り心より感謝申し上げます。今後も、自閉症啓発活動を通じて、より包括的な社会を目指してまいります。
