【試合レポート】日本中が熱狂した歴史的開幕戦!!
国内バスケットボール界、日本のスポーツ界を大きくかえる、歴史的な1日となったBリーグ開幕戦。数多くのファンが沖縄から駆けつけ、さらに全国各地からもたくさんの応援をいただき、最高の舞台で開幕戦を迎えた。バスケットの試合ということを忘れるくらいインパクトあるエンターテインメントをはじめ、世界初となるLEDパネルを使用したバスケットコートなど、キングス、アルバルクの試合が始まる前観客を魅了した。
記念すべき試合の初得点を挙げたのはアルバルク東京。日本代表選手が主力としてチームを引っ張り、元NBA出身のギャレット選手をはじめ、個人、チームともに優れたプレーを表現するアルバルク。対するキングスは、チーム全員でアルバルクのオフェンスを止めにかかる。相手にミスを誘発する激しいディフェンス、リバウンドを全員で取りに行く執念をみせた。中でもインサイドで体を張る波多野選手のプレーはチームに勢いを与えた。自分よりも大きい選手相手に当たり負けせずリバウンドを奪い、懸命にルーズボールを追いかけるハッスルプレーでチームメイトを鼓舞し、キングスファンを沸かせた。この勢いに応えるかのように、ベテランの2選手が躍動する。相手ディフェンスの意表をつくプレーや、チャンスメイクを演じた金城選手、厳しいマークにあいながらも何度もチームの窮地を救うシュートを決めた喜多川選手の活躍で必死に喰らいつく。最終4Q、アルバルクに13点のリードを許すなか、キングスが反撃にでる。金城選手の3Pシュートを皮切りに、好ディフェンスから速攻へ繋ぐチャンスメイクを演じる。鉄壁を誇るアルバルクディフェンスの前に一度はシュートが外れてしまうが、大黒柱マクヘンリー選手がリバウンドからそのまま豪快にダンクシュートを決める。これで流れを掴んだキングスは、ここまで苦しめられていた岸本選手が、大事な場面で3Pシュートを決め、会場のボルテージは最高潮へ。しかし、一瞬の隙も見逃さないアルバルクに得点を重ねられ、あと一歩及ばず75対80で惜敗。
歴史的開幕戦を勝利で飾ることはできませんでしたが、キングスの団結の力を見せることができました。今日の敗戦はこれから成長するための始まりであり、大きな財産だと思います。スタートしたBリーグ、みなさんのキングスへの応援を宜しくお願いします。
琉球ゴールデンキングス 75-80 アルバルク東京
1Q:19-26
2Q:17-17
3Q:15-21
4Q:24-16