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【試合レポート】テリー不在の中、価値ある勝利でキングス5連勝

 混戦する西地区、ワイルドカード争いから抜け出すためには、どんな形であれ勝利することが求められた。先週末の試合で42得点を挙げたテリーを欠く厳しい状況の中、同率で並ぶ京都ハンナリーズとの試合を迎えた。
 リーグ屈指のシューター陣を揃える京都は、インサイド中心にオフェンスを組み立て、ディフェンスが寄れば外で待つシューター陣が次々に3Pシュートを放つ。一方、外国人選手1人を欠くため、マクヘンリー、ハミルトンのファウルが嫌なキングスは、日本人ビックマン大宮と波多野がカバーする。
 オフェンス面では、1Qからボールがスムーズにまわり、ディフェンスの動きに合わせてフリーの選手へボールを供給。フリーになった田代、喜多川が冷静にシュートを決め続ければ、岸本はドライブから切り込みミドルジャンパーで効果的に得点。途中出場の津山も京都の岡田に対して臆することなく1対1を仕掛け、ベンチの期待に応える活躍をみせる。

 キングス6点リードのまま迎えた最終Q、ここから京都の反撃がはじまる。2本の3Pシュートをはじめ、3連続で得点を許し同点に追いつかれる。しかしここでもキングスは慌てることはなかった。3Qまでに15得点をあげていた田代が3Pシュートを決め、京都に傾きかけた流れを引き戻した。そこからはキングスがリードするものの、京都もすぐさま得点を入れかえし、どちらも譲らない一進一退の攻防が続く。均衡を破ったのは、再び田代の3Pシュート。リードを6点に広げ、さらに好ディフェンスから速攻へ繋ぎ、喜多川がフリースローのチャンスを得る。リードをじわりと離すキングスは、京都のディフェンスを揺さぶるかのようにパスで展開を続け、オープンになった喜多川がシュートを決め、リードを11点に広げる。残り3分をきった場面では、マクヘンリーの強烈なブロックショットから、岸本が素早い速攻で得点を挙げ、勝利を一気に手繰り寄せた。4Q途中で同点に追いつかれたものの、決して崩れることのなかったキングスが、89対78で京都に勝利。これでキングスの連勝は5となった。

※テリー選手は右膝に違和感があり、本日の試合直前に大事をとりプレーしないという判断になりました。
 

TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
琉球ゴールデンキングス 25 21 18 25 89
京都ハンナリーズ 17 19 22 20 78

 

#24 田代 23PTS  6RBD 2AST
#31 喜多川 18PTS 
#14 岸本 15PTS 4RBD 4AST
#34 ハミルトン 13PTS 13RBD 5AST

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