背番号「6」永久欠番のご報告
金城氏はキングス創設初シーズンにbjリーグに参戦した2007年から12年間在籍してリーグ最下位(10勝34敗)に始まり、bjリーグ4度の優勝、そしてBリーグの歴史的開幕戦を共に経験し、キングスの歴史を語る上で欠かすことができない重要な存在の1人です。
金城氏のキングスと沖縄への多大なる貢献へ感謝の意を表すると共に、背番号「6」を背負い長い間キングスを牽引し、キングスのカルチャーを積み上げてきた1人として、多くの方の記憶に残り続けることを願っております。
▽金城茂之氏 コメント
この度、私がキングス在先時に着用していた6番を永久欠番にしていただきありがとうございます。
しかし、スタッツでの貢献も少なく、怪我も多かった私が永久欠番になることにしっくりきていませんし、キングスには迷惑をかけてしまったという思いの方が強いです。キングスからは、社会活動での地域とのつながりや、喜びや感動、そして苦難など多くの経験をさせてもらいました。今は、本当に恐縮な気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。
キングスが創設当初から掲げている「沖縄をもっと元気に!」という活動理念がありますが、私も勝手にその理念を胸に活動していきたいと思います。今は、沖縄から離れていますが、日々成長して沖縄に戻った時には様々な形で「沖縄を元気に」できるように、キングスの6番という番号に恥じないように精進していきます。
キングスファンの皆さん、これからも琉球ゴールデンキングスをよろしくお願いします。
▽球団コメント 木村達郎 代表取締役社長
今回の発表を待つまでもなく、「6」が永久欠番となることは、引退前はもちろん移籍時点においてもファン、スポンサー、メディア、キングス関係者にとっては既定路線だったのではないでしょうか。このように表現しても過言ではないほど、金城選手の貢献は大きなものです。
球団創設期は、沖縄アリーナが完成した今では想像も出来ないような厳しい事業環境でした。あの絶望的な困難を乗り越えた経験があったからこそ、東日本大震災でリーグ戦が中断した時も、コロナ禍でシーズンが打ち切りになった時も、心折れずになんとか球団経営を継続できていると痛感します。
ジェフ・ニュートン氏が愛用した「50」に続き、キングスにとっては2人目、日本人選手としては初めての永久欠番となります。現在進行形で、生え抜きのキャプテンの田代選手や前キャプテンで県出身選手の岸本選手を筆頭に、今のキングスを築き上げてくれている在籍中のプレーヤー、そしてコーチやスタッフや社員の貢献が語り継がれ、後世のキングスと沖縄の地域社会の発展へ繋がることを願っております。
金城 茂之
生年月日 :1984年11月23日(36歳)
身長 :185cm
体重 :80kg
ポジション:SG/SF
出身 :沖縄県
出身校 :大東文化大学
主な経歴 :
2007-19 琉球ゴールデンキングス
2008-09 bjリーグ優勝
2011-12 bjリーグ優勝
2013-14 キャプテン就任、bjリーグ優勝
2015-16 ターキッシュ エアラインズ bjリーグ優勝
2019-21 仙台89ERS