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KINGS TOP INTERVIEW 株式会社ドーム


井出和仁 株式会社ドーム 代表取締役社長(写真 右)
仲間陸人 沖縄バスケットボール株式会社 代表取締役社長(写真 左)


 トップ同士の対談を通し、琉球ゴールデンキングスを応援していただいているオフィシャルパートナー会社代表に迫る「KINGS TOP INTERVIEW」。
 第4弾は、2014年から10年以上にわたり、オフィシャルウェアサプライヤーとしてサポートを続けていただいている、アンダーアーマー日本総代理店である株式会社ドームの井出和仁代表取締役社長と、沖縄バスケットボール株式会社代表取締役社長 仲間陸人による対談です。奇しくも2025年に各社の新たな代表となったお二人が描く未来や、「スポーツを通じて社会を豊かにする」をミッションに掲げる株式会社ドームとキングスの強い絆についてお伺いしました。(以下、敬称略)


●共通点は、「スポーツの持つ力」を信じる熱い想い
-パートナーシップを結んだ当時について
仲間:
御社とキングスのパートナーシップも、気づけばもう10年以上になりますよね。契約を発表した2014年当時を振り返ると、キングスはbjリーグで3度目の優勝を果たし、勢いに乗ってはいたものの、組織としてはまだ手探りの状態でした。一方のアンダーアーマーも、スポーツアパレル業界では比較的新しい存在で、まさに業界の「後発組」でしたよね。お互いスタートアップのように若くエネルギッシュな時期に出会えたのは奇跡的だったと思いますし、だからこそ既成概念にとらわれないチャレンジ精神で意気投合できたと思います。

井出:
おっしゃる通りです。当時から「スポーツの持つ力」を信じる熱い想いを双方が持っていたことで、単なるユニフォーム提供に留まらない真のパートナーシップを築けたのだと思います。提携した当時、キングスさんは沖縄から全国の強豪に挑んでいて、その姿に私たちも胸を打たれました。アンダーアーマーにとってバスケットボールは日本市場でも最重要の競技の一つですから、琉球ゴールデンキングスという情熱的なクラブと組めたことは大きな財産でした。



-井出社長から見た沖縄とキングス
井出:
キングスさんのお話を伺っていて常々感じるのは、組織として本当にエネルギッシュで前向きだということです。これは本当に素晴らしいことで、キングスというチームを取り巻く雰囲気の良さを物語っていますよね。やはり沖縄という土地柄なのでしょうか。チームとファン、地域が一体となって同じ方向を向いている印象があります。

仲間:
井出社長がおっしゃる通り、沖縄の方々の地元愛・チーム愛は本当に強いんです。県民の皆さまは琉球ゴールデンキングスのことを「わったー(私たちの)キングス」と呼んで誇りに思って応援してくださっています。私たちは創設以来「沖縄をもっと元気に!」という理念を掲げて活動してきましたが、まさに地域の皆さまが体現してくださっていると感じますし、この強い絆は何より大事にしたいです。

井出:
キングスさんとパートナー企業の皆さんとの関係もまるで家族のようですよね。ただのパートナーシップではなく、互いに沖縄を盛り上げたいという気持ちで固く結ばれている。沖縄の皆さんの地域への愛情、キングスへの愛情は、本当に特別だと思いましたよ。

仲間:
そう言っていただけると嬉しいです。キングスは創設当初から地元沖縄の企業を中心に多くのパートナー企業の方々に支えられてきました。私たちも「沖縄代表のチーム」としての誇りを胸に刻み、これからも地域やパートナーの皆さんと共に歩んでいきたいですね。


●価値を創造し続ける未来へ
-キングスの新たなビジョン「沖縄を世界へ」
仲間:
私たちの掲げる目標は明確です。それは「アジアでNo.1のバスケットボールチームになる」ということ。遠い未来の話ではなくて、5~10年以内にそのレベルに達したいと本気で考えています。具体的には、NBAのチームとも真剣に勝負ができるレベルに到達することを目指しています。

井出:
素晴らしいビジョンですね。「沖縄を世界へ」という新たなビジョンも掲げられていますが、本当にその言葉通りの未来を見据えているわけですね。アジアNo.1、そして将来的にはNBAチームとも互角に戦える存在を目指す。聞いているだけでワクワクしますし、ぜひ我々も全力でサポートしたいです。

仲間:
そのために何より重要なのは、今いる選手だけでなく未来の選手たちへの投資です。これからのキングスの未来を担う子どもたちにしっかりと投資して育成強化していかなければなりません。沖縄の子どもたちは身体能力やポテンシャルが非常に高いですし、外国にルーツを持ち国際的な環境で育つ子どもたちも多くいる。そういった多様性も含めて、将来のキングスを支える大きな強みだと思っています。

井出:
鍵を握るのは育成ですよね。将来のスター選手をどう育てていくかという点で、当社も貢献できることがあるはずです。

仲間:
ありがとうございます。育成の話題が出ましたので、その点ぜひお聞かせください。アンダーアーマーさんとしてはどのような育成ビジョンをお持ちですか?



-未来のNBA選手を沖縄から送り出す
井出:
弊社では「UA NEXT」という次世代育成プロジェクトを日本だけでなく、世界中で展開しています。可能性に満ちた子どもたちに世界基準のプレー体験の機会を提供する取り組みで、特にバスケットボールには力を入れています。日本全国、そして海外で通用する選手を育てるため、選抜したユース世代の選手を集めて強化合宿を行ったり、海外遠征に行ったりしています。琉球ゴールデンキングスさんのユース世代とも、そういった世界基準の経験を共有できないかと考えていまして、ぜひ将来的に一緒にお取り組みできればと思っています。

仲間:
心強いお話で大変嬉しく思います。実は我々も、「海外に挑戦していく仕組み」を作りたいと考えており、既にキングスユースでは、オーストラリアや香港のチームとの交流プログラムを始めています。ユース世代の選手を海外に派遣したり、逆に海外の若い選手を沖縄へ招いて一緒に練習したりといった取り組みです。やはり子どもたちには無限の可能性がありますし、バスケットボールを通じて彼らを育てていくことが将来につながると信じています。我々のユースとアンダーアーマーさんのプログラムで協力し合えれば、さらに素晴らしい経験を子どもたちに提供できそうですね。

井出:
ええ、ぜひ一緒にやりましょう。次世代の育成は我々スポーツ業界全体の使命でもありますし、キングスさんとなら良いシナジーが生まれるはずです。お互い、未来のNBA選手を沖縄から送り出すくらいの気持ちで取り組んでいきたいですね。



-今後の取り組みについての展望
井出:
今後のアンダーアーマーとキングスの協働についてですが、まだまだ一緒にできることがありそうです。例えば、我々アンダーアーマー本社のある米国ボルチモアでは、地元コミュニティへの貢献活動として子どもたちのスポーツ支援など様々な取り組みを行っています。キングスさんとも、沖縄での地域活動という点で協力できるかもしれませんね。琉球ゴールデンキングスのユースチームと米国のユースチームとの交流試合を開催する、なんて企画も面白いのではないでしょうか。
それから、両社ともアスリートファーストの理念を大切にしていますから、選手の育成・強化の分野でもさらに協力できる余地が大きいと思います。トレーニング方法の共有や、最新テクノロジーの活用など、一緒にできそうなことはいろいろありますよね。

仲間:
まさに同じように感じています。将来を見据えると選手育成は最重要課題ですし、我々もNBAのチームに勝つという大きな目標に向けて、練習環境や強化プログラムの整備が不可欠だと痛感しています。ぜひアンダーアーマーさんのお力をお借りして、そこをさらに充実させていきたいです。

井出:
ぜひ実現させましょう。データ活用や科学的アプローチはこれからのスポーツに不可欠ですし、キングスさんの現場での知見と、我々ドームのテクノロジーやノウハウを組み合わせれば、新しい価値を生み出せるはずです。




●「唯一無二のパートナーシップ」でともに成長し続ける
井出:
沖縄発のチームが地域とともにこれだけ大きく成長し、日本一、さらにはアジア一を目指している姿は、本当に意義深いと思います。地元の方々に夢と活力を与え、「沖縄を世界へ」というビジョンを体現しようとしているキングスさんは、きっと沖縄の誇りそのものですよ。

仲間:
ありがとうございます。そう言っていただけると本当に励みになります。沖縄という地元に根付いたクラブとして、私たちの行動一つひとつが地域社会に与える影響も大きいですし、それをしっかりと自覚しながら活動しています。これからも沖縄という地域をもっと元気に、そしてチームを支えてくださる皆さんとともに成長していきたいです。
実際、ドーム社そしてアンダーアーマーにパートナーとして支えていただいたおかげで、キングスのブランド価値は確実に高まりました。ファンの皆さんが着るユニフォームにアンダーアーマーのロゴが入ることで特別な価値が生まれますし、御社の強いブランド力には本当に感謝しています。今後もぜひ、互いにブランド価値を高め合っていける関係でありたいです。

井出:
こちらこそ、キングスさんとともに成長していきたいですし、引き続きよろしくお願いします。琉球ゴールデンキングスとアンダーアーマーのパートナーシップは唯一無二の本物だと胸を張って言えるように、二人三脚で進んでいきましょう。



<株式会社ドーム>
1996年5月に設立。創業以来「社会価値の創造」という理念を掲げ、高機能なスポーツアパレルやフットウェアを日本市場に展開する中心的な役割を担っています。社名は、"Dedicated Organization Motivated to Excel"というフレーズの頭文字をとっており、「自らの意志に基づいて、最上を目指し献身する組織」という、お客様に真の満足を提供するためにドームが理想とする個人と組織の関係を表しています。

▽企業ページ

https://www.domecorp.com/