【試合レポート】アウェイの厳しい戦いを制し、キングス勝利!
本日よりリーグ戦が再開。3連敗中のキングスにとって、再スタートを切る意味でも大切なアウェイ名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦。前日の練習で喜多川が右足首を捻挫するアクシデントに見舞われた。その為、本日の試合に出場するかどうかは、状態を見ながらの判断だったが、喜多川はスターティングメンバーとして試合に出場。
序盤、キングス、名古屋ともに固いディフェンスで相手の得点を阻止し、ロースコアなゲームが続く。その中、キングスは積極的にインサイドへアタックを仕掛け、名古屋のファールを誘発しチャンスを広げる。2Qには、新加入のレイショーン・テリーがコートに立つ。そのテリーは2Qだけで2本の3Pシュートを含む8得点、ディフェンスでもシュートブロックを成功させるなど、躍動したプレーで存在感を示した。すると、その流れはチームにも良い影響をもたらし、速攻からの得点や、田代、岸本といった日本人選手の得点にも繋がった。チームとして2Qだけで29得点を挙げ、キングスが一気にリードを広げ後半へ。
後半に入るとキングスは、喜多川が相手の執拗なディフェンスにも屈せず、3Pシュート、ミドルジャンパーを決め、名古屋の追い上げを許さない。しかし、キングス13点リードで迎えた4Q、徐々に自分たちのバスケットが機能し始めた名古屋の猛攻にあう。4Q開始直後、連続10得点を許してしまい、開始2分間でキングスのリードが3点差まで迫られた。もう一度、落ち着きを取り戻したいキングスは、大宮がリバウンドの場面、岸本がリングへのアタックした際にファールをもらい、フリースローでチャンスを掴む。対する名古屋も1対1から積極的に攻め立て、着実に得点をあげる。
1つのミスも許されない緊迫した雰囲気の中、岸本のパスを受けたテリーがミドルジャンパーを決める。さらに直後のディフェンスで相手のオフェンスファールを奪うなど、大事な場面で攻守に渡りチームへ勢いをもたらした。試合時間残り3分、ゲームメイクを託された岸本がディフェンスの隙を見逃さず、勝利を決定づける3Pシュートを成功させた。名古屋も反撃に出るべくタイムアウトで立て直しを図るものの、最後までキングスが逃げ切り74対66で勝利。
実力・経験のある名古屋とのアウェイ戦に加え、喜多川選手のアクシデントで厳しい戦いが予想された中での勝利は大きな価値ある1勝です。新加入のテリー選手も持ち味を発揮し、チームに良い影響をもたらしことは、残り試合を戦い抜くために明るいニュースとなりました。連敗を3でストップしたキングスは、明日も同じく名古屋と対戦します。これ以上の連敗を避けたい名古屋にとって明日の試合は、何としてでも勝ちを得るために臨んできます。キングスは決して受け身にならず、今日の試合で得たストロングポイント、ウィークポイントを改善し、40分間ハードなバスケットを続けるだけです。アウェイで戦うキングスへ、みなさまの応援よろしくお願いします。
TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
---|---|---|---|---|---|
琉球ゴールデンキングス | 14 | 29 | 19 | 12 | 74 |
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ | 11 | 14 | 24 | 17 | 66 |
#34 ハミルトン 13PTS 7RBD
# 8 テリー 12PTS 8RBD 2BS
#31 喜多川 11PTS
# 5 マクヘンリー 10PTS 8RBD 3AST
#14 岸本 5AST