【試合レポート】激戦を制し、KANSAIアーリーカップ優勝!
Bリーグ初のカップ戦「アーリーカップ」の初代王者を決める戦いが行われた。昨日の試合で決して満足いく内容ではなかったものの、西宮の追い上げを振り切りキングスは決勝へ進出を決めた。対戦する滋賀は、ホーム大阪の勢いをかわし、デニス新ヘッドコーチのもと、自分たちのバスケットを貫き決勝へ駒を進めた。ディフェンスで流れを掴むキングスと、積極的なオフェンスで得点を重ねる滋賀、両チームの戦いはKANSAIアーリーカップの中で一番の注目を集めた。
開始直後、滋賀が先攻する形でゲームが展開される。それでもキングスは、途中出場の選手たちが流れを呼び込むプレーをみせ、虎視眈々と反撃のチャンスを伺った。2Qに入ると、得点に伸び悩むオフェンスに変わり、ディフェンスで各選手が躍動。須田はスティールからワンマン速攻、田代は滋賀のオフェンスに対してへばりつくディフェンスでシュートブロックに成功。その直後に3Pシュートを沈め、チームに流れを呼び混んだ。
後半に入るとファウルトラブルで思うようなディフェンスができず苦戦を強いられるものの、岸本が3Qだけで3本の3Pシュートを成功させ、嫌な流れを断ち切る。しかしキングスがリードする形でゲームが進んだものの、残り時間5分を切ったところから滋賀が怒涛の追い上げをみせ、3点差まで詰め寄る展開へ。それでも最後までディフェンスの集中力は切らさず、同点のシュートを成功させなかった。試合終了のブザーが鳴るまで手に汗握る試合展開になったものの、74対68でキングス勝利。Bリーグ初のカップ戦、「KANSAI アーリーカップ」を優勝で飾ることができた。最優秀選手には、司令塔としてチームを牽引し、窮地の場面で得点を挙げたキャプテンの岸本が選ばれた。
TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
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琉球ゴールデンキングス | 17 | 16 | 23 | 18 | 74 |
滋賀レイクスターズ | 21 | 9 | 22 | 16 | 68 |
#14 岸本 14PTS 5RBD
#33 ブラウン 12PTS 6RBD
#30 ヒルトン 11PTS 11RBD 4AST 3BS
#11 須田 10PTS 4AST 3STL