【試合レポート】猛追栃木を振り切り、勝利を手中に!
田臥選手をはじめ試合巧者を多く要する栃木との対戦は、大事な場面のミスを減らし、ディフェンスで守り切れることができるかどうかがポイントとなった。
試合開始から堅いディフェンスで、両チームともに得点を簡単に許さない。先制点となるフリースロー、3Pシュートと栃木に得点を許したものの、田代の好スティールを皮切りにキングスが連続得点。5分間のスコアを20-0と大きくリードする。2Qに入ると栃木のディフェンスに苦戦する間、ロシターを中心に攻め込まれじわりと点差を詰められる。39対30、9点リードで前半を終えた。
後半に入ると、ホームの声援を受ける栃木がキングスを錯乱する。喜多川の連続3Pシュート、ロシターのインサイドなど怒涛の攻めを受け、2点差まで猛追される。栃木追い上げムードの状況を石崎が3Pシュートで断ち切り、須田とアイラがオフェンスリバウンドから得点を挙げ再びキングスがリードをひろげる。最終Qに入ると、両チームのプレーは激しさを増す。キングスが決めれば栃木も入れ返し、一進一退の攻防が続く。 後半オフィシャルタイムアウトあけ、石崎がスペースをうまく利用したボールコントロールでハッサンのダンクをアシスト、さらに古川がディフェンスの一瞬の隙をつきリング下でシュートをねじ込む。このシュートが最終的に勝利を決定づけるプレーとなり、74対64でキングス勝利!
得点で伸び悩む時間もあったものの、序盤の良い流れを創り出した場面や、追い上げる栃木に流れを呼び込むシュートを阻止したディフェンスで持ちこたえることができた。それでも試合後のインタビューで佐々HCからは、「勝ち切ったことは素直に喜べるが、修正する点があるので明日は今日以上に内容の良いバスケットを目指したい」と年内最後となる明日の試合へ気持ちを切り替えていた。
TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
---|---|---|---|---|---|
琉球ゴールデンキングス | 20 | 19 | 18 | 17 | 74 |
栃木ブレックス | 7 | 23 | 21 | 13 | 64 |
#12 ハッサン 14PTS 8RBD
#30 ヒルトン 12PTS 5RBD
#33 アイラ 12PTS 6RBD 4AST 5STL
#14 岸本 10PTS 2AST
#24 田代 8PTS 8RBD