【試合レポート】白熱した延長戦、一歩及ばず惜敗
残留プレーオフ出場を回避すべく、崖っぷちの大阪エヴェッサを迎えてのホーム最終戦は、最後の最後までどちらに勝ちが転がるかわからない好ゲームが繰り広げられた。
古川、田代の連続得点でキングスが先制したものの、その後4分間得点がストップ。逆に大阪は#1今野、#8ギブソンが中心となり得点を重ねる。キングスはタイムアウトを取り、立て直しを図る。田代が3本目となる3Pシュートを決めリードする大阪にくらいつく。2Qに入ると、ディフェンス、リバウンドから得点へ繋げる「キングスらしさ」が戻る。その一役を買ったのは#16渡辺だった。攻守のリバウンドに加え、オフェンスでも味方の動きに合わせるプレーで得点に絡む。渡辺の活躍で勢いづいたキングスは、須田が前半終了間際に3Pシュートを決め逆転に成功し後半へ。
3Qの序盤こそキングスがゲームの主導権を握ったままゲームが進み、一時はリードを8点までひろげる。しかしここから大阪が反撃に出る。#8ギブソン、#34ベンソンのツインタワーが次々に得点、キングスのファウルを誘発し徐々に点差を詰める。4Qに入り、大阪に逆転を許し追う立場へ。それでもハッサンが根気強くインサイドを攻め立てゲームの流れを落ち着かせた。同点で迎えた残り3秒、田代が放ったシュートは外れ延長戦へ突入。延長まで続く熱戦を見守るファンからは、会場が揺れるほどの大声援が続いた。
延長戦に入り、ここまで9アシストでゲームメイクに徹していた岸本が3Pシュートを成功させキングスが先制点をあげる。しかし、残留プレーオフ回避に燃える大阪もすぐさま得点を入れ返し、1点を争うシーソーゲームが続く。大阪に逆転を許し再び追う立場になったものの、岸本が再び3Pシュートを決め1点差まで詰める。逆転の望みが続く限りプレーを続けたものの、大阪にレイアップを決められ延長戦まで続いた熱戦で惜敗を喫した。
TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | OT | TOTAL |
---|---|---|---|---|---|---|
琉球ゴールデンキングス | 16 | 20 | 20 | 17 | 6 | 79 |
大阪エヴェッサ | 22 | 11 | 19 | 21 | 9 | 82 |
#12 ハッサン 20PTS 9RBD
#11 須田 12PTS
#24 田代 10PTS 3AST
#14 岸本 9AST