キングスユース月間レポート(2023年10月号)
日頃よりキングスユースチームへの応援、誠にありがとうございます。
2018年4月に発足したU15、2021年4月に発足したU18ともに、年々選手の育成環境が整い、それに伴って活躍の場も広がってきました。コーチ陣による熱心な指導の下、選手たちは技術や人間性の向上を図るために日々努力を続けています。
彼らの“今”を少しでも多くの方に知っていただきたく、ユースチームの活動を伝える「マンスリーレポート」を始めます。
引き続きユースチームへの応援をよろしくお願いいたします。
キングスU18
今シーズン初めて3学年が揃ったキングスU18は、6~8月に行われた「B.LEAGUE U18 REGIONAL LEAGUE 2023」の南地区を8戦全勝の1位で突破し、全国4地区における、それぞれ上位2チームの計8チームがリーグ戦を戦う「B.LEAGUE U18 ELITE8 LEAGUE 2023」に駒を進めました。大会は10月15日(日)に開幕し、キングスU18は10月29日(日)に初戦を迎え、午前10時50分から滋賀ダイハツアリーナで滋賀レイクスU18と対戦します。
REGIONAL LEAGUEでは全試合100点ゲーム(1試合は不戦勝)で勝利しましたが、ELITE 8はどのチームも強豪で、苦戦が予想されます。そのため、チームはREGIONAL LEAGUEが終了してからの約2カ月間でさらなる強化を進めてきました。
美来工科や小禄、沖縄水産など県内各地の高校のほか、社会人チームや専門学生選抜チームにも協力していただき、なるべく多くの練習試合をこなして実践経験を積んできました。試合をする事で分かる課題も多く、それを持ち帰って練習で改善するというルーティンを行ってきました。試合勘を保つ上でも効果は大きく、与那嶺翼キングスU18ヘッドコーチは「いろいろなチームに相手をしてもらい、個々の選手のモチベーションも上がっています」と手応えを感じているようです。
与那嶺翼キングスU18ヘッドコーチ
チームは激しいディフェンス、速攻、3Pシュートという武器に加え、トップチームが掲げる「ポジションレス」のバスケにも取り組んでいます。例えばSGの#77 佐取龍之介選手は184cmとチームではサイズがある方なので、PFのポジションをすることが多いですが、ボールを持ったらトップチームの#4ヴィック・ロー選手のようにPGの役割もこなします。ボールを持った時にいろいろな選択肢があってやりがいがあるため、選手たちは練習に精が出ますし、新しいプレーを吸収するスピードも速くなっています。
週に1回、トップチームのスキル指導をしている山下恵次プレーヤーデベロップメントコーチも練習に参加し、戦術を最大化させるために個の技術面向上を目的とし30分ほどコーチングする取り組みも続け、貴重な体験を積むことができています。
今シーズンはELITE 8に加え、「B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2023」「B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP」を合わせた三大タイトル制覇を目指すキングスU18の壮大な挑戦が、もうすぐ幕を開けます。
▽#0 須藤春輝選手コメント
ーチームの今の状態は。
スペーシングを大事にするトップチームの戦術を採用し、ドライブやパスの精度も上がってきています。一人一人が責任感を持ち、リーダーシップを発揮しているのでとてもやりやすいです。僕たちは他のチームと比べてサイズは小さいですが、センター以外の1番から4番の選手はどのポジションでもプレーできるレベルまできています。実際の試合になった時に、いかに適切な状況判断をして臨機応変にプレーできるかを突き詰めていきたいです。
ーELITE 8に向けて意気込みを。
どのチームもREGIONAL LEAGUEの各地区を勝ち抜いているので、当然強いです。特に宇都宮ブレックスU18や千葉ジェッツU18、レバンガ北海道U18などはチームのカルチャーもしっかりしている印象です。名古屋ダイヤモンドドルフィンズU18は僕たちとサイズ感が似ていて、#7 今西優斗選手や#8 佐藤遼乙選手などガード陣が上手です。いずれのチームも簡単に崩れない印象なので、いかに我慢比べで勝ち切れるかがポイントになってくると思います。
ーELITE 8の目標は。
僕自身、最近はPGの他にもSGとして出場する時間帯が増えています。3Pシュートの成功率が上がってきているので、SGで出る時は確率良くシュートを決め、PGとして出た時にはミスマッチをつくなどしてしっかり仲間を生かしたプレーをしたいです。チームとしては、悪い流れの時でもディフェンスから流れを作っていきます。僕たち3年生が率先してリーダーシップを発揮し、優勝に向けて目の前の試合にフォーカスしていきます。
#0 須藤春輝選手
■10月29日(日) vs滋賀U18 10:50 TIP-OFF
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キングスU15
10月22日(日)に沖縄アリーナで行われた「第2回沖縄アリーナカップ 2023年度 第4回全国U15バスケットボール選手権大会 兼 Jr.ウインターカップ 第4回全国U15バスケットボール選手権 沖縄県大会」に出場し、優勝を飾って大会4連覇を達成したキングスU15は、堅いディフェンスから素早くアドバンテージを取るトランジションの速さが強みです。#29 宮里俊佑選手や#54 越圭司選手など個人として高いスキルを備える選手もいますが、トップチームと同様に個に頼るのではなく、全員で戦うスタイルを目指しています。沖縄アリーナカップでの決勝戦では緊張で動きに固さが見られましたが、選手同士がコミュニケーションを取りながら時間の経過と共にやりたいバスケを体現することができました。
泉川寛太キングスU15ヘッドコーチも「チームが持っているポテンシャルを結束させることができ、自分自身の活躍を追い求めるのではなく、常に誰かの為に身体と心を動かすことができたこと」を勝因に挙げました。
県大会を制したばかりではありますが、チームは既に2024年1月に行われる「Jr.ウインターカップ2023-24 2023年度 第4回全国U15バスケットボール選手権大会(JWC)」に目線を移し、全国の強敵から勝利をもぎ取るために日々の練習に取り組んでいます。
相手に的を絞らせないオフェンスを構築するため、ペイントタッチとファストブレイクの質を向上させ、より全員で得点を奪えるチームになることを目指しています。全国にはスキルが高く、サイズも大きな選手がひしめいているため、1対1でのディフェンス力を上げることにも注力しています。本番までの約2カ月間、チームがどのように成長していくのかに注目です。
▽#10 亀谷琉斗選手コメント
ーU15選手権沖縄予選会における優勝の受け止めは。
JWC沖縄県予選では、自分達チームの強みを活かし巧みなプレーで勝ち進んでいくことができたし、最後まで自分たちのバスケットボールを貫くことが出来たので優勝することができたと思います。ですが、特に決勝においては、前半のプレーの硬さがあったのでそこを今後改善していきたいです。
ーチームの強みは何か。
キングスU15の強みは、ガード陣のスピードを活かしたファーストブレイクやインサイドだけでなくアウトサイドでも得点が取れます。ディフェンスにおいては、粘り強く相手にやりたいことをさせないディフェンス力を持ち、シュートが外れた時のリバンウンドも強みの一つです。
ー全国大会に向けて意気込みを。
全国大会では、自分達の強みを最大限に活かし、沖縄県代表として全力で戦っていきたいです。そして目標である日本一を勝ち取っていきたいです。
#10 亀谷流斗選手
■10月22日(日) vs Standard
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