FUJITA’S CHOICE. Vol.11 藤田ヘッドコーチが選ぶ、ファンに伝えたいここっ!
第11回は、今季より加入した#32満原選手です。Bリーグにおいても日本人ビッグマントップ3に入るリバウンド力と、広いシュートレンジを武器に外国籍選手にも当り負けない力強い選手です。その反面、相手の気が緩んだ隙をつき速攻で先頭を走ることもできる側面が現れたプレーをご紹介します。
■12月7日(土) vs 川崎ブレイブサンダース4クォーター残り9分16秒
▽藤田ヘッドコーチ解説
相手が得点を決めキングスの攻撃が始まる場面。失点後すぐにボールを入れ攻撃に移ります。キングスの早いリスタートにより相手の2人のビッグマンは、守る体制を整えるためボールを運ぶ#3並里選手の様子を伺いながら自陣へ戻ります。#32満原選手はこの一瞬の隙を見逃しません。自分をマークするはずの相手選手の意識と視線が完全に他の選手に向いている事を確認すると、全力でリング下めがけ走り完全にフリーな状況を作り得点。
満原選手のようにビッグマンでありながら速攻の先頭を走る事のできる選手は貴重な存在となります。さらにこの場面では、決して速攻になるようなシチュエーションでなかったにも関わらず、相手ビッグマンの隙を見逃さず瞬時に状況判断できるクレバーな一面もさが輝きました。一瞬のワンプレーですが失点後にすかさず取り返し、反対に流れをものにする好プレーです。