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GOLDSTANDARD. Vol.2 藤田ヘッドコーチ インタビュー [後編]

 普段では聞くことのできない、コーチや選手の考え方、プロ選手としての思いなどをお届けする“GOLD STANDARD”。本シリーズは、現場での苦闘や華やかな舞台の裏で積み上げてきた経験、これから思い描く己のバスケットボール理念やキングスについて、皆さまにご紹介していきます。
 Vol.2は、前回に引き続き、藤田ヘッドコーチです。Vol.1では「全員で攻撃する」オフェンスの理想と、そのキーマンとなる選手についてご紹介しました。今回はキングスのディフェンス意識と、新加入の船生選手へ期待する働きをご紹介します

チームディフェンスと個々の守備強度。
 昨シーズン終盤、オフェンスの自主性が上がったことに引っ張られて、キングスの強みであるディフェンスの規律が低下し、守りの精彩を欠く場面が多々見られました(Vol.1参照)。これは、守りで相手の思った通りにプレーをさせず、攻撃の流れを作るキングスのスタイルが崩れている証拠。チーム内のディフェンス意識を徹底し直す必要があります。日々の練習から全力でディフェンスを体現できるように取り組む事、そういった全力を出しきるカルチャーを再構築します。
 ゲームにおいては、チームが決めた守備の規律の中で個々が強度の高いディフェンスを遂行する必要があります。これまでは、並里選手や岸本選手、小野寺選手が相手チームのやりたいオフェンスを始めさせないよう、前線で体を張り守っていました。しかし、ガードの選手だけでなくウイングの選手から攻撃が始まることも多くなった現代バスケットにおいて、より守りを強化するにはウイングの選手が前線で体を張る必要があります。今シーズンは、これまでその役目を担ってきた田代選手、牧選手に加え、今村選手、船生選手など、アスレチック且つ懸命に守る意識のある選手が集まりました。キングスの目指すチームディフェンスと個々の守備強度の高さがうまい具合に交われば、守備のレベルが格段に上がることは間違いありませんし、ファンの皆さまも見ていて興奮するバスケットボールをプレーすることができると信じています。

船生選手の加入。
 すでに述べたように、個々の守備強度を高める意味でも船生選手の加入はチームにとって非常に大きいプラスです。船生選手は、あの長身でアスレチックな動きが可能、さらに手のスパンが長い等コーチングできない(教えることのできない)才能を持ち合わせています。それに加え、前線から相手選手に激しくマークできる脚力を持ち、相手の選手からすると非常に嫌なディフェンダーです。前線から当たる船生選手の姿は、コート上の他の4人へ無意識に強度の高い守備の意識を与えると思いますし、それに伴いゲーム終盤でもインテンシティの高いディフェンスを体現できる選手が揃っていると思います。守りの着火剤のような役目で、キングスに好影響を及ぼす選手だと考えています。
 また、ディフェンス面での貢献に加え、アンセルフィッシュなプレーヤーならでわのパスまわしやスペーシングなど、田代選手や今村選手との相性も抜群だと確信しています。攻撃面での貢献も船生選手に期待しています。

2020-21シーズンにかける思い。
 2019-20シーズンは、選手もチーム関係者もファンも、全ての方がもやもやした気持ちでシーズンを終了してしまったのではないでしょうか。チームとしては、チャンピオンシップのホーム開催の権利を得ながら、地元沖縄のファンの前でプレーをお見せできなかったこと、一緒に戦えなかったことが一番残念です。来シーズンは、攻撃も守備も「プレー・ハード」をコンセプトにチーム作りをしていきます。いかなる時も懸命にプレーする姿こそ、ファンやスポンサーの皆さまへの恩返しだと思っていますし、勝つこと以上に価値があり、見ている人へ感動や興奮を届けることのできるものだと思っています。
 まだまだ不透明な部分も多いですが、このような時にこそ「沖縄をもっと元気に!」を胸に秘めて活動できる組織の一員という意識をもって活動していきます。
 最後になりますが、琉球ゴールデンキングスの魅力は、勝ち負けに関係なく観戦した方へ何かを与えられること。このようなカルチャーを積み上げてきたクラブだと思っていますので、自分がヘッドコーチとして指揮を取るからには、素晴らしい部分をより高めたいと強く思います。
 来シーズンも、ファンの皆さまと共に戦える事を心から楽しみにしています。

 

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